「まさか、我が家が…」築30年の戸建てに引っ越して半年後、突然のトイレ詰まりに見舞われました。加東市が排水口の配管を交換しての水漏れ修理で最初は市販の洗浄剤で様子を見ていましたが、一向に改善せず、業者を呼ぶことに。そこで判明したのは、排水管の老朽化による詰まりでした。今回は、築古物件のトイレ排水管リフォームを通して経験した、見えないリスク、業者選びのポイント、そして快適なトイレ空間への変貌をリアルにお届けします。 最初の異変は、排水の流れが明らかに遅くなったことでした。最初は「まあ、こんなものか」と気に留めていませんでしたが、日を追うごとに流れが悪くなり、最終的には全く流れなくなってしまったのです。慌ててインターネットで調べ、様々な対処法を試しましたが、どれも一時しのぎにしかなりませんでした。そこで、複数の業者に見積もりを依頼することに。 見積もりに来た業者の方々は、口を揃えて「築年数が古いので、排水管が劣化している可能性が高い」と言いました。そして、内視鏡カメラを使って排水管の中を調査してもらったところ、予想通り、長年の使用による錆や水垢がこびりつき、排水管の内径がかなり狭くなっていることが判明。さらに、一部には亀裂も見つかりました。このまま放置すれば、水漏れを起こし、家全体に被害が及ぶ可能性もあるとのことでした。 複数の業者から見積もりを取りましたが、料金だけでなく、提案内容も大きく異なりました。ある業者は「部分的な修理で済む」と言い、別の業者は「排水管全体の交換が必要」と主張。最終的に、最も丁寧な説明をしてくれ、実績も豊富な業者に排水管全体の交換を依頼することにしました。工事期間は約3日間。その間、仮設トイレを設置してもらい、生活への影響を最小限に抑えてもらいました。 工事が始まると、予想以上に大掛かりな作業となりました。床を剥がし、古い排水管を取り外し、新しい排水管を設置。その過程で、床下の断熱材が劣化していることも判明し、追加で断熱材の交換もお願いすることに。工事中、職人の方々は、一つ一つ丁寧に説明してくれ、こちらの質問にも快く答えてくれました。 工事が完了し、新しいトイレを使ってみると、その快適さに驚きました。排水の流れはスムーズになり、以前のような詰まりの心配もなくなりました。また、新しいトイレは節水機能も搭載されており、水道料金の節約にもつながっています。今回のリフォームで、トイレ空間が見違えるように綺麗になり、毎日快適に過ごせるようになりました。 築古物件のトイレ排水管リフォームは、単なる修理ではなく、生活の質を向上させるための投資だと感じました。見えないリスクを放置せず、早めの対策を講じることで、将来的な大きなトラブルを未然に防ぐことができます。今回の経験を通して、業者選びの重要性、そして定期的なメンテナンスの必要性を改めて痛感しました。もし、築年数の古い家に住んでいるのであれば、一度、排水管の状態を専門業者にチェックしてもらうことをお勧めします。