重曹とクエン酸を使った、カビ対策について、その効果と注意点をご紹介します。お風呂場のカビは、主に黒カビと呼ばれる種類で、湿気と石鹸カスや皮脂などの栄養分を好みます。この黒カビには、クエン酸が効果的です。クエン酸は酸性なので、アルカリ性の黒カビを中和し、繁殖を抑える効果があります。私は、週に一度、クエン酸水溶液をスプレーボトルに入れ、お風呂場の壁や床、天井に吹きかけています。その後、しばらく置いてから、シャワーで洗い流しています。こうすることで、黒カビの発生を予防することができます。また、排水口には、重曹を振りかけ、その上からクエン酸水溶液を注ぐと、泡の力でカビや汚れを浮かせてくれます。次に、キッチンのシンク周りです。シンク周りには、水垢や油汚れ、食べ物のカスなどが溜まりやすく、カビの温床になりがちです。これらの汚れには、重曹とクエン酸の両方が効果的です。重曹は研磨効果があるので、シンクの表面を傷つけずに汚れを落とすことができます。また、クエン酸は、水垢や油汚れを分解する働きがあります。私は、シンクの掃除をする際に、まず重曹をシンク全体に振りかけ、その上からクエン酸水溶液をスプレーしています。その後、スポンジでこすり洗いし、水で洗い流しています。こうすることで、シンクはピカピカになり、カビの発生も予防できます。さらに、洗濯槽のカビ対策にも、重曹とクエン酸を活用できます。洗濯槽の裏側は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。洗濯槽のカビは、洗濯物に付着し、嫌な臭いの原因にもなります。私は、月に一度、洗濯槽クリーナーの代わりに、重曹とクエン酸を使って洗濯槽を掃除しています。まず、洗濯槽に40〜50℃のお湯を入れ、重曹を1カップ、クエン酸を1/2カップ入れます。その後、洗濯機を「洗い」コースで10分ほど回し、一晩放置します。翌朝、再度「洗い」コースで洗濯機を回し、排水すれば、洗濯槽はスッキリと綺麗になります。重曹とクエン酸を使ったカビ対策は、環境にも優しく、安心して使えるのが魅力です。しかし、いくつか注意点もあります。まず、カビの種類によっては、重曹とクエン酸だけでは完全に除去できない場合があります。特に、根深いカビは、専門の業者に依頼する方が良いでしょう。また、重曹とクエン酸を混ぜる際には、換気を十分に行い、塩素系の洗剤とは絶対に混ぜないようにしましょう。