「庭に立水栓が欲しいけど、業者に頼むと費用が高い…」「DIYで立水栓を設置できないかな?」そう考えている方もいるのではないでしょうか。立水栓の設置は、DIYでも可能な場合がありますが、水道工事の知識や技術が必要となるため、注意が必要です。今回は、立水栓工事について、DIYでできる範囲、必要な道具や手順、費用、そして業者に依頼する場合のメリットなどを詳しく解説していきます。まず、立水栓工事は、大きく分けて「既存の配管から分岐して設置する方法」と「新たに配管を引いて設置する方法」の2つがあります。既存の配管から分岐して設置する方法は、比較的簡単で、DIYでも挑戦しやすいですが、新たに配管を引いて設置する方法は、専門的な知識や技術が必要となるため、DIYでは難しい場合が多いです。DIYで立水栓工事を行う場合は、既存の配管から分岐して設置する方法がおすすめです。ただし、水道工事は、各自治体の条例によって、有資格者しか行えない場合があります。DIYで立水栓工事を行う前に、必ずお住まいの自治体の水道局に確認するようにしましょう。次に、立水栓工事に必要な道具を揃えましょう。立水栓柱、蛇口、水栓パン(必要な場合)、塩ビ管、塩ビ管用接着剤、シールテープ、レンチ、スコップ、のこぎり、水平器、メジャーなどが必要です。これらの道具は、ホームセンターなどで購入することができます。そして、立水栓工事の手順です。まず、設置場所を決め、地面を掘ります。立水栓柱を立てるための穴を掘り、深さは、立水栓柱の高さや、凍結深度などを考慮して決めましょう。次に、既存の配管から分岐するための部品(チーズなど)を取り付けます。分岐部分には、シールテープを巻き、水漏れを防ぎましょう。そして、塩ビ管を必要な長さにカットし、接着剤で接続していきます。塩ビ管の接続は、水漏れの原因となるため、確実に行いましょう。立水栓柱を立て、塩ビ管と接続します。立水栓柱が垂直に立っているか、水平器を使って確認しましょう。最後に、土を埋め戻し、蛇口を取り付ければ、立水栓工事は完了です。立水栓工事は、DIYでも可能ですが、水回りの作業であるため、失敗すると水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。