シャワーからお湯が出ない場合、給湯器のエラーコードを確認するのと同時に、ガス栓と止水栓が開いているかどうかも確認しましょう。ガス栓や止水栓が閉まっていると、給湯器にお湯が供給されず、シャワーからお湯が出ません。ここでは、ガス栓と止水栓の場所と、それぞれの開け方について詳しく解説します。まず、ガス栓の場所ですが、ガス給湯器の場合、給湯器の近くに設置されていることが多いです。ガス栓には、ガス管と給湯器を接続する「ガス可とう管」と呼ばれる金属製のホースが接続されています。ガス栓には、ハンドルが付いており、このハンドルを回すことで、ガスの開閉を行います。ガス栓を開ける際は、ハンドルを反時計回りに回します。ハンドルが配管と平行になっていれば、ガス栓が開いている状態です。ガス栓を閉める際は、ハンドルを時計回りに回します。ハンドルが配管と垂直になっていれば、ガス栓が閉まっている状態です。次に、止水栓の場所ですが、給湯器の近く、または、家全体の元栓の近くに設置されていることが多いです。給湯器の近くにある場合は、給湯器の下部や側面に、マイナスドライバーなどで回せるタイプの止水栓が付いていることがあります。家全体の元栓の近くにある場合は、水道メーターの近くに、ハンドルタイプやレバータイプの止水栓が付いていることがあります。止水栓を開ける際は、ハンドルタイプやレバータイプの場合は、反時計回りに回します。マイナスドライバーで回すタイプの場合は、マイナスドライバーを溝に差し込み、反時計回りに回します。止水栓を閉める際は、ハンドルタイプやレバータイプの場合は、時計回りに回します。マイナスドライバーで回すタイプの場合は、マイナスドライバーを溝に差し込み、時計回りに回します。ガス栓や止水栓を開ける際は、ゆっくりと回すようにしましょう。急激に開けると、水圧やガス圧で配管が破損したり、水やガスが勢いよく噴き出したりする可能性があります。また、ガス栓や止水栓を開けた後は、必ず水漏れやガス漏れがないかを確認しましょう。もし、水漏れやガス漏れを発見した場合は、すぐにガス栓や止水栓を閉め、専門業者に連絡しましょう。