我が家の庭には、家を建てた当初から地面に埋め込まれたタイプの散水栓がありました。庭いじりが好きな私にとって、毎回かがんでホースを繋いだり、蛇口をひねったりするのは地味にストレスでした。腰も痛くなるし、周りが泥だらけになることもしばしば。「もっと使いやすい立水栓だったらなあ」と常々思っていたのですが、業者さんに頼むと結構な費用がかかるんですよね。そこで思い立ったのが、DIYでの交換です。インターネットで「散水栓 立水栓 交換 DIY 簡単」と検索すると、意外にも自分でやっている人が多く、手順を紹介しているサイトや動画もたくさん見つかりました。これなら自分でもできるかもしれない、と挑戦を決意。まずはホームセンターで立水栓のセットと必要な道具、シールテープなどを購入しました。費用は全部で1万円ちょっと。業者さんに頼むよりかなり安く済みそうです。週末、いよいよ作業開始。最初に家全体の水道の元栓を閉めます。これを忘れると大変なことになるので、何度も確認しました。次に、散水栓の周りをスコップで掘り起こします。これが思ったより重労働。土が固くてなかなか掘り進めませんでしたが、なんとか給水管が見えるまで掘り進めました。古い散水栓を取り外すのは、固着していて少し力が必要でしたが、レンチを使ってなんとか外せました。いよいよ新しい立水栓の接続です。ここが一番緊張するポイント。水漏れしないように、ネットで見た通りにシールテープを丁寧に巻き付け、慎重に接続しました。水栓柱を立てて、水平器で垂直を確認しながら位置を決め、根元をインスタントモルタルで固定。最後に土を埋め戻して、見た目を整えます。全ての作業が終わるまで、半日くらいかかりました。ドキドキしながら元栓を開け、立水栓の蛇口をひねると…無事に水が出ました!接続部分からの水漏れもありません。やった!と思わず声が出ました。立水栓になったことで、庭の水やりや洗車が格段に楽になりました。見た目もすっきりしておしゃれな感じに。確かに掘削作業は大変でしたが、想像していたよりも簡単に交換できたという印象です。費用も抑えられたし、何より自分でやり遂げた達成感は格別でした。DIY、おすすめです。