我が家のキッチン、長年連れ添った水道カランがついに限界を迎えた。ハンドルの動きは渋く、根元からは水がポタポタ。見た目もくすんで、なんだかキッチン全体が古臭く見えてしまう。これはもう交換するしかない!と思い立ち、一大決心。どうせなら、ちょっと奮発して、おしゃれで機能的なカランにしよう!と夢が膨らんだ。インターネットやカタログで情報収集を開始。最近のカランはすごい。シャワーに切り替えられたり、ホースが伸びたり、手をかざすだけで水が出たり…。デザインも、昔ながらの銀色ピカピカだけじゃなく、マットな黒や、温かみのあるブロンズ色なんてものもある。どれも素敵で目移りしてしまう。散々悩んだ結果、選んだのはグースネックデザインのホース引き出し式シングルレバー混合水栓。色は、キッチンの雰囲気に合わせて、ちょっと奮発してマットブラックに。取り付けは、さすがに自分でやる自信がなかったので、信頼できそうな水道業者さんにお願いすることにした。作業当日、業者さんが古いカランを手際よく取り外していく。そして、いよいよ新しいカランの取り付け。箱から出てきたマットブラックのカランは、思った以上にスタイリッシュ!取り付けが完了し、業者さんが「どうぞ、使ってみてください」と声をかけてくれた。ドキドキしながらレバーを操作すると、スムーズに水が出てきた。シャワーへの切り替えも簡単だし、ホースを引き出せばシンクの隅々まで楽々届く!何より、そのデザインがキッチンに驚くほどマッチしていて、まるでキッチン全体がリフォームされたかのような印象になった。以前の古びたカランとは雲泥の差だ。ただ水を出すという機能だけでなく、その存在感がおしゃれなアクセントになっている。新しいカランになってから、キッチンに立つのがなんだか楽しくなった。料理をするのも、洗い物をするのも、以前よりずっと快適。特に、ホースを引き出してシンクをサッと洗い流せるのは本当に便利で、掃除の手間が格段に減った。たかがカラン、されどカラン。毎日使うものだからこそ、交換の効果は絶大だった。少し費用はかかったけれど、この満足感を考えれば、大成功の投資だったと思う。ピカピカ(というかマットだけど)のカランを見るたびに、ちょっとした幸せを感じる今日この頃だ。

投稿者 jsSNq6U5lG4G