完璧主義で、特に水回りには人一倍気を使っている私にとって、トイレは常に清潔に保つべき聖域のような場所だ。芦屋で漏水した水道修理を排水口が交換されたそんな私が、ある日、トイレに入った途端、言葉を失った。便器の中に、微かに水が流れ続けている。水洗トイレが、静かに、そして確実に、裏切り行為を犯していたのだ。 潔癖症の私にとって、水漏れは、単なるトラブルではなく、自分の管理が行き届いていないことの象徴のように感じられた。自己嫌悪に陥りながらも、まずは冷静に対処しなければ。 水漏れ箇所を特定するため、トイレタンク、便器、給水管など、考えられる場所を順番にチェックしていく。すると、便器と床の接合部分から、わずかに水が滲み出ているのを発見した。 原因が特定できたところで、次にどうするかを検討した。完璧主義の私としては、プロに完璧に修理してもらいたい気持ちがあった。しかし、費用も気になる。 インターネットで修理業者を検索し、複数の業者に見積もりを依頼した。すると、ある業者から、「見積もりは無料で行います」という返事をもらった。 早速、業者に来てもらい、見積もりを依頼したところ、便器の交換が必要になるとのこと。費用もかなりの額になる。 悩んだ末、今回は、費用を抑えるために、自分で修理することにした。インターネットで修理方法を調べ、必要な道具を揃えた。 止水栓を閉め、古い便器を取り外し、新しい便器を取り付ける。説明書をよく読みながら、慎重に作業を進めていく。 しかし、作業は想像以上に難航した。便器が重くて持ち上がらないし、ネジが固くて回らない。途方に暮れていると、向かいに住む一人暮らしのおばあちゃんが、「何か困っていることはありませんか?」と声をかけてくれた。 普段はほとんど話すことのないおばあちゃんだったが、快く手伝ってくれることになった。おばあちゃんの力も借りて、ようやく新しい便器を取り付けることができた。 水漏れを確認すると、見事に止まっている。達成感と安堵感で、胸がいっぱいになった。 今回の水漏れ騒動を通して、私は、完璧主義を手放すことの大切さを学んだ。そして、周りの人たちの優しさに触れ、助け合うことの素晴らしさを知った。 水洗トイレの水漏れは、誰にでも起こりうるトラブルだ。もし、水漏れが発生してしまった場合には、まずは冷静に状況を把握し、必要であれば、周りの人に助けを求めることが大切だ。そして、完璧主義を手放し、肩の力を抜いて、日々の生活を送ることが、豊かな人生を送るための秘訣だと信じている。今回の経験が、皆様の水洗トイレの水漏れトラブル解決の一助となれば幸いだ。