シャワーからお湯が出ない場合、まず確認すべきは給湯器です。給湯器のリモコンにエラーコードが表示されている場合は、そのエラーコードから原因を特定できる可能性があります。ここでは、主な給湯器のエラーコードとその対処法について解説します。ただし、エラーコードはメーカーや機種によって異なるため、必ず取扱説明書やメーカーのホームページで確認するようにしましょう。主なエラーコードと対処法11(または110、111、112など): 点火不良を示しています。ガス栓が開いているか、ガスメーターが遮断されていないか、給湯器の電源が入っているかなどを確認しましょう。また、給気口や排気口が塞がれていないかも確認が必要です。12(または120、121、122など): 途中失火を示しています。ガス栓が開いているか、ガスメーターが遮断されていないか、給湯器の電源が入っているかなどを確認しましょう。また、風が強い日などは、給湯器の火が消えてしまうことがあります。14(または140、141、142など): 過熱防止装置が作動したことを示しています。給湯器が過熱しているため、しばらく使用を控えて、温度が下がるのを待ちましょう。29(または290、291、292など): 中和器の異常を示しています。中和器は、給湯器から排出される酸性の水を中和する装置です。中和器の寿命や、排水不良などが原因でエラーが発生することがあります。63(または630、631、632など): 水量センサーの異常を示しています。水量センサーは、給湯器を通る水の量を検知するセンサーです。水量センサーの故障や、配管の詰まりなどが原因でエラーが発生することがあります。90(または900、901、902など): 燃焼系の異常を示しています。給湯器のバーナーや、排気系統に異常がある場合に表示されます。これらのエラーコードが表示された場合は、まず、自分でできる範囲で対処してみましょう。例えば、ガス栓の確認、給湯器の電源の入れ直し、リモコンのリセットなどです。しかし、エラーコードが消えない場合や、自分で対処できない場合は、無理せず専門業者に修理を依頼しましょう。給湯器のエラーコードは、故障の原因を特定するための重要な手がかりとなります。エラーコードの内容を正しく理解し、適切な対処を行うことで、早期解決につながります。

投稿者 jsSNq6U5lG4G