我が家のバスルーム、長年使ってきたシャワーヘッドが、最近どうもご機嫌斜めだった。水を止めても、いつまでもポタポタと水滴が落ちてくるのだ。最初はそれほど気にしていなかったけれど、毎晩のように続く水音に、だんだん神経がすり減ってきた。水道代も気になるし、何より気分が悪い。修理も考えたけれど、調べてみると原因は水栓本体の内部部品の劣化かもしれないとのこと。それならいっそ、この機会にシャワーヘッドごと新しくしてしまおう!と思い立った。どうせ交換するなら、ただの水漏れ対策だけじゃなく、何かプラスアルファの機能が欲しい。最近よく聞く「節水シャワーヘッド」や「マイクロバブル」なんてものに興味が湧いてきた。早速、家電量販店やホームセンター、インターネットで情報収集を開始。いやはや、最近のシャワーヘッドは進化している!節水効果が50%以上というものや、毛穴より小さい泡で汚れを落とすというもの、水流を切り替えられるもの、塩素を除去してくれるもの…選択肢が多すぎて、逆に迷ってしまうほどだ。散々悩んだ結果、節水効果が高く、手元で水を止められるストップボタン付き、さらに水流モードがいくつか選べるタイプのシャワーヘッドを選んだ。デザインもシンプルで、今のバスルームに合いそうだ。取り付けは、思ったよりもずっと簡単だった。古いシャワーヘッドをホースからクルクルと回して外し、新しいものを同じように取り付けるだけ。工具も不要で、ほんの数分で完了した。さて、肝心の使い心地と水漏れは…?期待と不安を胸に、シャワーを使ってみる。まず驚いたのは、水圧だ。節水タイプだから水量が減るかと思いきや、むしろ以前より肌あたりの良い、しっかりとした水圧を感じる。手元のストップボタンも便利で、こまめに水を止められるから、さらなる節水効果が期待できそうだ。そして、一番の問題だったポタポタ水漏れは…ピタリと止まった!どうやら、以前の水漏れはシャワーヘッド自体の接続部や内部の微妙な劣化も影響していたのかもしれない。新しいシャワーヘッドに交換したことで、長年の悩みだったポタポタ音から解放され、さらに節水や快適な浴び心地という嬉しいおまけまでついてきた。シャワーヘッド一つ変えるだけで、バスタイムの質がこんなに向上するとは思わなかった。